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09月26日-05号

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  1. 多治見市議会 2001-09-26
    09月26日-05号


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    平成13年  9月 定例会(第5回)議事日程 平成13年9月26日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 議第73号 多治見市オンブズパーソン条例を制定するについて 第3 議第74号 多治見市議会議員及び多治見市長の選挙における自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正するについて 第4 議第75号 多治見市税条例の一部を改正するについて 第5 議第76号 多治見市陶磁器意匠研究所設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて 第6 議第77号 多治見市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについて 第7 議第78号 多治見市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについて 第8 認第1号  平成12年度多治見市水道事業会計決算の認定について 第9 認第2号  平成12年度多治見市病院事業会計決算の認定について 第10 議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号) 第11 議第80号 平成13年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) 第12 議第81号 平成13年度多治見市老人保健事業特別会計補正予算(第1号) 第13 議第82号 平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 第14 議第83号 平成13年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第15 議第84号 平成13年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号) 第16 議第85号 市道路線の廃止について 第17 議第86号 市道路線の認定について 第18 議第87号 市道路線の認定について 第19 議第88号 市道路線の認定について 第20 議第89号 市道路線の認定について 第21 議第90号 笠原町の町道路線認定の承諾について 第22 議第91号 国土利用計画(第2次多治見市計画)を定めるについて 第23 議第92号 多治見市公平委員会委員の選任について 第24 議第93号 多治見市教育委員会委員の任命について 第25 発議第9号 ジェイアール東海バスの一般路線の存続を求める意見書の提出について 第26 閉会中の継続調査の申し出について   (第2から第22まで 委員長報告~表決、第23から第25まで 提案説明~表決、第26表決)           --------------------本日の会議に付した事件 第1から第26まで (日程追加) 第1 発議第10号 多治見市教育長 長谷川泰生君に対する感謝決議について    (提案説明~表決)           --------------------出席議員(26名)         1番    石田浩司君         2番    各務幸次君         3番    斉藤 潔君         4番    若尾円三郎君         5番    加藤信弘君         6番    宮嶋由郎君         8番    岡田智彦君         9番    山口満秋君        10番    伴野誠治君        11番    山本勝敏君        12番    井上あけみ君        13番    水野由之君        14番    中山勝子君        15番    中道育夫君        16番    市原博嗣君        17番    増本喜代光君        18番    松浦文雄君        19番    富田正幸君        20番    若尾靖男君        21番    東山順次君        22番    春田富生君        23番    二和田美枝子君        24番    水野忠勝君        25番    木全迪昭君        27番    森 寿夫君        28番    三宅 昇君           --------------------欠席議員(1名)        26番    松永 務君           --------------------説明のため出席した者の職氏名        市長          西寺雅也君        助役          江口賢治君        収入役         長江松男君        教育長         長谷川泰生君        教育参与        長谷川 哲君        理事兼企画部長     國友宏俊君        総務部長        酒井孝志君        環境経済部長      岡田幸三君        健康福祉部長      伊藤正司君        都市計画部長      荒川康利君        建設部長        坂崎 敏君        水道部長        深谷幸作君        消防長         鵜飼信尊君        病院事務部長      本田欣男君        監査委員事務局長    伊藤治徳君           --------------------職務のため出席した事務局職員         事務局長       坂崎裕生         書記         高橋明夫         書記         玉野和道         書記         鈴木貴宣           -------------------- △開議    午前10時00分開議 ○議長(若尾靖男君) これより本日の会議を開きます。           -------------------- △第1 会議録署名議員の指名 ○議長(若尾靖男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、2番 各務幸次君、3番 斉藤 潔君の両君を指名いたします。           -------------------- △第2 議第73号から第22 議第91号まで ○議長(若尾靖男君) この際、日程第2、議第73号から日程第22、議第91号までを一括議題といたします。           --------------------                 〔議案掲載省略〕           --------------------               総務常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第73号多治見オンブズパーソン条例を制定するについて原案否決議第74号多治見市議会議員及び多治見市長の選挙における自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第75号多治見市税条例の一部を改正するについて原案可決議第77号多治見非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第78号多治見消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについて原案可決議第79号平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分原案可決 平成13年9月11日 多治見市議会議長 若尾靖男様                        総務常任委員長  水野由之           --------------------              経済教育常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果第76号多治見陶磁器意匠研究所設置及び管理に関する条例の一部を改正するについて原案可決議第79号平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分原案可決 平成13年9月12日 多治見市議会議長 若尾靖男様                        経済教育常任委員長  岡田智彦           --------------------              建設常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果認第1号平成12年度多治見市水道事業会計決算の認定について認定すべきもの議第79号平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分原案可決議第80号平成13年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第82号平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)原案可決議第85号市道路線の廃止について原案可決議第86号市道路線の認定について原案可決議第87号市道路線の認定について原案可決議第88号市道路線の認定について原案可決議第89号市道路線の認定について原案可決議第91号国土利用計画(第2次多治見市計画)を定めるについて原案可決 平成13年9月13日 多治見市議会議長 若尾靖男様                        建設常任委員長  宮嶋由郎           --------------------              厚生常任委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果議第79号平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)(所管部分原案可決議第81号平成13年度多治見市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議第83号平成13年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)原案可決 平成13年9月14日 多治見市議会議長 若尾靖男様                        厚生常任委員長  山口満秋           --------------------              市民病院運営特別委員会審査報告書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第 102条の規定により報告します。                   記事件番号件名議決結果認第2号平成12年度多治見市病院事業会計決算の認定について認定すべきもの議第84号平成13年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)原案可決 平成13年9月17日 多治見市議会議長 若尾靖男様                    市民病院運営特別委員長  二和田美枝子           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより委員長の報告を求めます。 最初に、総務常任委員長 水野由之君。   〔総務常任委員長 水野由之君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員長水野由之君) おはようございます。 総務常任委員会の審査報告をさせていただきます。 去る10日の本会議において、本委員会に付託された議第73号以下5議案を審査するため、11日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、議第73号については、原案に賛成する者なしにより否決、ほかの5議案については全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程で質疑のありました主な内容について簡潔に御報告いたします。 議第73号 多治見市オンブズパーソン条例を制定するについては、まずこれまでの苦情の件数、処理の状況や制度の改善はどのようだったかと質問があり、平成11年度の要望、陳情は 102件で、改善したもの18件、協議が17件、その他参考67件、平成12年度は87件で、改善14件、協議36件、その他参考が37件であったことの答弁がありました。 また、苦情の窓口対応で、たらい回しになったり、同じ苦情を何回も言わなければならないような状況もある。窓口で処理できるようにはならないのかと質問があり、市民相談で行っている相談は、担当職員が苦情を受け、各担当部署に開示という書類をつくり、担当課において責任ある回答をすることにしている。そこで納得する場合もあれば、なお不満であるという場合もある。市民相談で行っていることは、市の執行機関に対して改善等を促す権限を持ち得ていないので、そういうことを含めて、今回、オンブズパーソンの制度を設定したものである。 また、窓口で相談を受ける問い合わせ、苦情等すべては把握していないが、どこが対応できるのか、国や県、各担当課も含めて水先案内的なことを行っており、相手先に電話をしたり、紹介したり、法律相談をしていただくなどの対応をしているとの答弁がありました。 次にオンブズパーソン制度を制定したところ、例えば川崎市などは、リクルート事件で幹部職員の不正事件があり、信頼回復のためにつくられたと聞くが、本市の場合もそうした不正があったのか、また議員や監査委員の役割に否定的な感じを受けるがどうかとの質問では、他市の例では不正事件を出発点としているところもあるが、そうでないところもある。本市においては不正事件などの事実はないが、制度評価の中には職員自身の自浄効果が高まるということもあり、事前に抑止する対応も必要と思っている。また、行政運営上意図しないふぐあいについても探ることができるのではないかと考えている。また、議員活動や監査委員活動は十分機能していると思っている。制度提案は、行政に対する細かな苦情は行政側で拾うことができるのではないか。また、政治的な意味合いを排除する必要もあり、制度は公正・中立なものにしたい。市長の附属機関ではないかという意見もあるが、法律上そこにしか置くことができないということで、市長も政治色を排除した公正な立場で提案しているものであるとの答弁がありました。 次に、行政評価を削ったことは評価するが、理由を説明してほしいとの質問があり、行政評価は議会や監査の指摘、市民の懇談会に諮って進めてきている。オンブズパーソンに評価するものを置くと行政改革のやり方が二重になり、ダブルスタンダードになる可能性があり、評価のチェックは議会もしくは監査制度で受けながら、行政の責任において改革を行うことにしているとの答弁がありました。 次に、他市での申し立ての現状、件数と本市での見込みについて質問があり、 120万人口の川崎市で苦情申し立て 169件、37万人の藤沢市で19件、鴻巣市8万 3,000人で苦情24件、相談41件、西尾市9万 9,000人の人口で5件などの報告があり、本市でも2けたのオーダーと思っているとの答弁がありました。 そして、パーソンの月額報酬23万円の根拠、妥当性について質問があり、報酬額の前提は月額にしようという考えであり、1日5時間程度、週2回と月1回、3時間程度の合同会議も予定している。月平均23時間から25時間ぐらいの稼働になる。本市の顧問弁護士相談費用が1時間1万円であり、それによることが妥当と考えた。また、年間何十件で常に対応するということなら、数の論理、件数の論理で積み上げることができるが、どんな苦情で、相談時間がどれぐらいかはそのときでないとわからない。拘束する時間に対する費用弁償を幾らにするかが報酬額設定のもとと考えている。あまり低廉な額であれば、高い識見を有する人材確保も難しいのではないかとも考えている旨の答弁がありました。 次に、市民情報課相談窓口の強化、市民へのフォローや報告の義務づけ、いわゆる「ホウレンソウ」の徹底、職員の意識改革が重要であり、先行して取り組むべきではないかとの質問では、市民相談窓口の強化は、同じ市の職員に他部局の権限を付与するのが妥当かどうか、苦情を受けて、公正・中立の立場を明確にするのであれば、職員の身分を持つ者は適当でないと判断した。市民情報課では、フォローのところまで把握していないが、内容によっては時間をかけるとか、予算措置で担当課が最大限に努力していると理解している。制度ができても、職員が何もしなくてもいいとは思っていない。職員は、市民の不平・不満に対してしっかり報告するということが仕事の内容である。「ホウレンソウ」がうまくいってない面があるかもしれないが、市民相談の職員が、市民の苦情が細かい話になって対応がわからなくなるのでは無責任になるので、説明責任を負う職員がきちっとやってもらわなければならない。行政内部においても不十分な点があることは認識しているので、外部の方をオンブズパーソンとして一定のコストをかけ補佐する職員も置き、全体でサポートする態勢をすることにより苦情対応を適切に行おうとするものである。 意識改革は、制度上でこうせざるを得ない状況をつくって気づいていくこともある。かつては、守秘義務が第一として、情報を出さないのが前提だったが、情報公開条例で意識が改まってきた。オンブズパーソン制度で意識を変えざるを得ない状況にしていく。目標管理や人材育成はこれからもやっていく。現時点では、外部の専門家の力をかりた方が市民サービスの向上になると判断している旨の答弁がありました。 また、2人のオンブズパーソンは、広く人材を求めるということだが、地元多治見の実情や歴史認識が十分でないと判断できないところもあるので、勉強会とか研修会などを考えているのかの質問があり、全国からということは市内に限らないということを比喩的に言ったものであり、識見を持ち、やる気のある方が身近にいれば、当然構わない話である。勉強会についてはそうした方にお願いすることになれば、制度の趣旨、目的などを理解していただく手続はとることになるとの答弁がありました。 次に、議第74号については、一般の車を使った場合はどうなるのか質問があり、リース会社から車を借りると、1日につき車両借上料1万 5,300円、運転手費用1万 2,500円、燃料 7,350円で、計3万 5,150円となり、選挙期間7日分が経費負担となるとの答弁がありました。 次に、議第75号については、対象となる上場と具体例について質問があり、店頭売買登録株式特定株式投資信託の受益証券、共同組織金融機関の優先出資に関する法律に規定する優先出資、上場転換社債が対象で、株売買が50万円の譲渡益の場合、申告分離課税なら、住民税3万円、所得税10万円の計13万円の税がかかり、源泉分離課税だと5万 7,800円の税金がかかる。源泉分離では、譲渡益ではなく売却代金に税金がかかってくる。今回の改正では、申告分離課税の 100万円以内の譲渡益には課税されないので、13万円がゼロになる内容であるとの答弁がありました。 次に、議第77号では、対象者は何階級で何人か質問があり、分団長1名が8月末退職予定との答弁がありました。 次に、議第79号、補正予算(第4号)については、まず 3,300万円の財政調整基金の取り崩しと残高について質問があり、保健福祉ネットワークの市費 8,300万円に充てること、財調の目的は財源的な余裕のないときに充てるということがあり、今回、繰越金等も財源としており、その不足分を充てるものであること。残高は13年3月末で25億円ほどあったが、今回の予算で5億 6,300万円使うので、その差し引きということの答弁がありました。 次に、まちなか活性化事業で 561万円の案内看板はどこに立てるのか質問があり、インターから音羽交差点、弁天町からおりべストリートへ誘導するために4ヵ所、北からのルートでは北高前、記念橋、多治見橋南の3ヵ所、計7ヵ所に設置したいとの答弁がありました。 また、文化工房の管理委託料の増と収支内容についての質問では、当初 1,100万円で年4回の自主企画を予定していたが、これを五、六回にふやす予定であり、12月にオープン1周年企画を考えている。これまでの5回の催事収支は、収入 340万円、支出が 370万程度で、30万円ほどの赤字になっている。当初予算 1,100万円は人件費、光熱水費が含まれており、企画費も1回当たり50万円ほどを見ていたが、一つの催事が50万円で収まるかどうか、収入がどの程度確保できるのか、60万円の利益のときもあれば50万の赤字のときもあった。利用料金制をとっており、比較の中身だと考えている。1周年という節目の催事を陶磁器中心に行うとの答弁がありました。 次に、合併についての調査はどういう項目で調査し、結果は公表するのかなど質問があり、一つは、各自治体の結びつきの現状の整備、二つとして、行政サービスの把握と分析ということで、サービス内容、負担割合や単独制度の比較、三つ目として、経済的・社会的な効果などヒアリング調査等を行い、合併議論の基礎資料にしたい。また、すべて公開で行い、広報やホームページを使って市民にもお知らせしたいし、議論の検討資料として使ってほしい旨の答弁がありました。 また、合併のパターンや各市町での動きはどうかとの質問では、いろんなパターンでやるという議論はあったが、調査には相手があること、時間の関係もあり、今回可児市は断念した。笠原町は独自にシンクタンクを使うことを検討されているようだが、事務レベルでの協力了解は得ている。瑞浪市は恵那郡との関係で独自調査を行っており、土岐市は検討委員会をつくられたと聞いている。広域担当者会議では、合意できるレベルでやろうということになった旨の答弁がありました。 次に、児童手当特例給付費交付金減額の理由は何か質問があり、児童手当被用者は厚生年金の加入者で、所得制限つきというもので、この限度以上は支給されないという形になっている。特例給付金は、制限の上乗せ分を国が見ているというもので、今回、その限度額が引き上がったことにより被用者の交付金が増えて、国が負担していた上乗せ分が減ったということであるとの答弁でした。 次に、ノートパソコンの1人1台を今回予算化した理由について質問があり、これまで1人1台パソコンという考えを持っていたが、いつまでにというものはなかった。来年度には必要な庁内LAN、インターネットの環境整備をしようと前倒しの予算措置をとった。来年度までを目標に、2ヵ年で達成したい旨の答弁がありました。 次に、保健福祉ネットワーク整備ICカードの利用と今後の取り組みについて質問があり、13年8月31日現在でICカード配付枚数 966枚、利用状況は、11年度住民票、印鑑証明で 214件、12年度は税証明が加わり 392件、13年度は今日まで 125件が自動交付機で交付されているが、今は必ずしもカードでなければできないというものではないので、思ったより少ないが、今後もPRし、増やしていきたい。 また、IT整備都市ICカード3万枚発行を12月から1月に予定している。今の図書館や病院のカードをICカードに更新していくので、1人1枚として3万枚を市民の方に配付したいとの答弁がありました。 また、ICカードは、その中に多くの情報を入れるというものではなく、個人認証のカードであり、住所、氏名、生年月日ぐらいのものが入り、個人確認の上で証明を受けるとか、施設予約とか、診察予約ができるものである。今までの幾つかのカードを1枚にまとめるということ、また将来の住民基本台帳カードシステムで同機種、同機能のものを想定しており、カードは個人認証にしか使えないので、その向こうで動くアプリケーションをそろえておけば、移行したときでも使うことができ、提供できるシステムをつくれるということでやっていくとの答弁がありました。 以上で総務常任委員会の報告とさせていただきますが、討論はありませんでした。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。 12番 井上あけみ君。 ◆12番(井上あけみ君) 議第73号のオンブズパーソン条例の制定については、全員一致で否決ということでお伺いしましたけれども、討論がなかったというふうに今おっしゃられました。委員会の進行を務める委員長として、この全員一致で否決事態にもかかわらず討論がなかったということをどのように受けとめてみえるのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 13番 水野由之君。   〔総務常任委員長 水野由之君登壇〕 ◆総務常任委員長水野由之君) 御質問にお答えいたします。 個人的な感想はありますけれども、議事次第に基づいて、委員長として採決を行ったものであり、委員長としての見解を申し述べることはできませんので、御理解ください。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、経済教育常任委員長 岡田智彦君。   〔経済教育常任委員長 岡田智彦君登壇〕(拍手) ◆経済教育常任委員長(岡田智彦君) おはようございます。 それでは、経済教育常任委員会の審査報告をいたします。 去る9月10日の本会議におきまして本委員会に付託されました2議案を審査するため、9月12日に本委員会を開催いたしました。 結果は、お手元の審査報告書のとおり、2議案とも全員一致で可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程で質疑のありました主な内容について簡単に御報告いたします。 最初に議第76号 多治見市陶磁器意匠研究所設置及び管理に関する条例の一部を改正するについてでは、現行条例の6番の鉛毒の調査・研究に関することが削除されるが、鉛毒の調査・研究の問題は、上絵つけ加工による食品衛生鉛害問題として地域にとって大きな課題であると認識している。もし鉛害問題が生じた場合には、やはり地元の公的機関である意匠研究所でしっかり対処できるようにしてもらいたいと思うがとの質問があり、鉛毒の調査・研究に関することは、改正条例の1番の上絵つけ技術の改良及び絵具の研究指導の中に含まれている。また、絵具の改良によって鉛の量が少なくなったことや、鉛の管理などについて東濃4市の試験研究機関ではどこでも行っているが、意匠研究所においても、業界の方から依頼があった場合に原子吸光という機械を使って食品衛生法自主規制の基準がクリアされているかを検査して、公的機関としてその数値を報告しているとの答弁がありました。 次に、運営審議会委員について、第7条1号に加える、市長が特に必要と認める者2名には、レストラン事業者、あるいは料亭の方という説明も聞いているが、そうした方々を入れることによってどのような効果を期待しているのかとの質問に対し、市民に開かれた研究所という意味で、業界の方ばかりでなく、広く一般市民の方にも委員になっていただこうという考え方であり、消費する側の方にも入っていただくという考えである。構成員がおおむね業界関係者で占められていたこれまでとは全く違った視点から研究所を見てもらい、運営審議会などで意見を出していただくとか、それ以外のところでもさまざまなアイデアを出していただくなど、効果が期待できるのではないかと思っているとの答弁がありました。 また、これまで研究・人材育成機関として活用してきたが、なかなか効果が得られないから市民の憩いの場に方向転換してしまうのではないかという懸念があるがとの質問に対し、意匠研究所については、従来から研究と人材育成という2本柱で運営してきたわけであるし、今後も陶磁器業界の期待に沿えるような施設運営を考えていくものであるが、広く市民にも開放して、より多くの方に意匠研究所を利用していただいて、活気のある施設にしていきたいということで、今回の条例改正に至ったものであるとの答弁がありました。 次に、施設の名称も「やきもの文化情報館」に改めるということであったが、市民に親しんでもらうために何をどのようにするのかとの質問があり、現段階では名称を変更する予定である陶磁器技術開放研究センターを一部改装し、パソコンなどを導入して、陶磁器に関する情報収集をしていただくとか、専門的な技術も含め、陶磁器に対する興味を持っていただけるようなものを考えている。また、陶磁器に関する専門書を数千冊蔵書している図書室があるので、そこも市民の方々に利用してもらいやすいように若干整備したいと考えている。また、現在行っている市民講座も、意匠研究所の特徴を生かしながら、より幅広く開催して、市民の方々に施設を使っていただこうと考えるところであるとの答弁がありました。 また、近隣の試験研究機関の独自性についてどのように考えているのかとの質問に対し、多治見の意匠研究所については、上絵の釉薬関係が得意分野であると考えている。土岐市については、粘土などの土関係の研究が進んでいる。瑞浪の窯業技術研究所においては、地域と密着して一つの企業からの依頼を徹底的に研究しており、日本一の狛犬や竜吟の滝の入り口にあるドラゴンというような地域に根づいた活動が特徴である。また、県のセラミック研究所においては、ファインセラミックという新しい素材を基調としてマイクロ波の研究などを進めているのが特徴であると思うとの答弁がありました。 次に、議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)所管部分については、商工費の国際陶磁器フェスティバルプレイベント実施に伴う異業種交流事業に対する補助金について、この事業の開催期間はどれぐらいになるのかとの質問があり、例年だと3年ごとに開催される国際陶磁器フェスティバルの間の2年間、それぞれ事業を行うことになっているので、これまではクラフトデザイン展とグラミックス展を交互に行ってきた。しかし、今年度については、セラミックパークMINOの建設が1年遅れたことで1年間の空白期間ができた。そのため、異業種による暮らしの道具展をフェスティバルの中間年事業として開催することにしたものである。そこで、県内の異業種に協力をお願いして、創造館で1週間程度の企画を開催しようと当初計画していたが、国の補助金の目的が販路開拓であり、創造館とは別に東京の百貨店での催しもあわせて行いたいということで企画したものであるとの答弁がありました。 次に、教育費関係のサポーターとサポートチームに対する補助事業については、小学校ではサポーターとなっており、中学校ではサポートチームということになっているが、どう違うのかとの質問に対し、これは大阪の池田小学校で事件が起きたことから、県が中学校区を単位として地域学校サポートシステム事業として始めたモデル事業である。サポートチームについては、児童の登下校の安全確保や夜間の学校周辺の安全確保などの活動を行う。また、青少年育成組織などの関係機関との結びつきをもとにした活動を行う。さらに、地域において、休日に児童・生徒の活動ができる態勢を確保するなどの活動も行うことになっている。なお、夏休み中などの巡回ということも活動範囲に含まれることになる。 一方、サポーターの活動としては、登下校時における安全指導を補助する活動や、授業中における校舎内外の巡回、来校者の確認や、不審者を発見したときの通報、学校サポートチームのメンバーとの連携などがある。本市では、多治見中学校区はサポートチーム事業として指定を受けており、校区にある養正小学校にサポーターを設置するということであるとの答弁がありました。 また、このサポーター、サポートチーム事業は、今回の補正予算のみで終了してしまうのかとの質問に対し、本年度と来年度の2年間の継続事業になっている。2年間の成果と課題を集約した段階で、このようなサポートチームが非常に有効であるということであれば、県の事業から市単独の事業に切りかえるという方向も考えているとの答弁がありました。 次に、環境教育で、1プラス1運動推進事業の内容はどのようなものかとの質問があり、各小学校から事業計画書が提出されているが、その内容については、環境教育に関して幅広く取り組んでもらえればよいということになっている。例を紹介すると、共栄小学校では、全校美化活動の実施、落ち葉を集め腐葉土をつくる。牧場経営者から牛ふんを届けてもらって野菜や花づくりを行うなどの活動内容であり、そのために必要な支出予算として竹ぼうき、竹箕、くわ、苗、種、牛ふんを運んでいただく方への謝礼などが上げられている。また、南姫中学校の例では、一人ひとりが課題を決めて、課題追求の学習に向かっていこうということにしており、例えば姫川の水質を調べるとか、姫川にメダカを増やそうとか、北小木の蛍を守ろう、ケナフを育てて紙をつくろう、有機農法で稲や野菜を育てよう、ごみの収集、分別を考えよう、リサイクルを進めようといったような内容で、これらに係る費用として、水質検査用の備品1セット分が計上されているとの答弁がありました。 以上が質疑の主な内容であります。なお、討論はありませんでした。 経済教育常任委員会の審査報告を終わります。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、建設常任委員長 宮嶋由郎君。   〔建設常任委員長 宮嶋由郎君登壇〕(拍手) ◆建設常任委員長(宮嶋由郎君) おはようございます。 建設常任委員会の審査報告をさせていただきます。 去る10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました11議案を審査するため、9月13日、本委員会を開催いたしました。 審査の結果は、お手元の審査報告書のとおり、全員一致で可決するものと決しました。なお、賛成、反対の討論はありませんでした。 それでは、審査の過程で質疑のありました主な内容について報告させていただきます。 最初に、認第1号 平成12年度多治見市水道事業会計決算の認定については、受託工事費の工事請負費について、国六、住吉区画、多治見開発という説明であったが、住吉は13年度に入っても事業認可がされていないのにどういうことかとの質問に対し、住吉区画整理事業については、国六が別途造成工事を行っており、同じ管路となっている。国道19号の弁天町交差点から高田町の国六ポンプ場まで持っていく配管について、その間で住吉土地区画整理が行われるということで、その区画の共用部分について共同施工である。つまり、住吉区画整理組合で先行投資をしてもらうという答弁でありました。 次に、12年度決算については7年ぶりの黒字であり、その要因として、有収率の向上、県水の受水率の減、いわゆる基本料金的なものの減少であると思うが、今後、将来的に見て、このまま有収率の向上が見込まれるのか、また県水の承認基本給水量についても避けることが技術的に見て可能なのかとの質問に対し、有収率に対しては限界に近いと思うが、実際には厳しいが努力していきたい。県水の承認基本給水量の決定については、前年度の一番多く使用した月の平均水量に1.12を乗じた数字となっており、毎年の気候などによって使用実態に合っていないということもあり、長期計画を立てる上で非常に難しく、今年に入って平準化に向けて受水市町が一本に向けて要望していくことになったとの答弁がありました。 次に、牧尾ダムの渇水が毎年叫ばれているが、多治見市は大した影響を受けずに済んでいる。その背景には、味噌川ダムや阿木川ダムからの給水の権利があるということだが、当初決められたとおり、水利権を岐阜県は保有しているのかとの質問では、東濃用水では毎秒 2.4トンの水利権を持っており、牧尾ダムは毎秒 1.2トン、味噌川ダムでは 0.3トン、阿木川ダムが 0.8トンであるとの答弁がありました。 次に、退職金給与引当金が 4,800万円であるが、今後、退職者があった場合、この引当金から充てると思うが、そうした場合、損益計算書の方の計算に計上するのかとの質問に対し、損益計算書に入る。退職引当金については、特に15年度までに対象者が2名ほどいるので、今年度から人件費の20%程度引当金を計上して、退職金の支払いに支障のないようにしていくとの答弁でありました。 次に、土岐川の水利権を放棄して東濃用水を使うということで県水を買っているわけだが、根本は水利権の問題であるがとの質問に対し、水利権は岐阜県が持っているので、県と一緒に国土交通省、水資源公団などへ要望をしていくように努めたい。牧尾ダムは、実際の放流運用は水資源公団であるので、ダムの放流時期を3月ではなく別の月にしてもらうよう働きかけるとの答弁がありました。 次に、議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)所管部分について、県単事業の多治見市の負担率について、岐阜県の負担条例でも定められていると思うが、地方財政法との整合性について、市町村に負担をさせるという考えでよいか、負担金は必要であるかとの質問では、負担する根拠としては、岐阜県土地改良事業負担金及び分担金条例によっている。ある程度特定の人が利益を受けることに対して、多治見市でも分担金徴収条例があるとおり、県工事においても同様の分担割合が決められているとの答弁がありました。 次に、廿原の事業内容、場所及び大針ため池の総事業費についての質問では、廿原の圃場整備については、用水路工、総事業費 2,078万 8,000円の増である。畑地部分に必要な用水路を引くもので、場所としては廿原集落に入るところの寿和工業道路沿いの両側で、水源は北洞の上の池、下の池の2ヵ所からポンプで揚げてパイプで引くことになる。ため池のしゅんせつについては、総事業費 1,785万円の25%、貯水量は1万 3,000立方メートルで、堆積している土砂は 1,400メートルであるので、これをしゅんせつするとの答弁がありました。 次に、議第80号 平成13年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)及び議第82号 平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)及び議第85号 市道路線の廃止については質疑はありませんでした。 次に、議第86号 市道路線の認定については、通称公園通りという団地がある、市道認定の時期について教えてほしい。また、認定する時期は何か取り決めがあるのかとの質問では、開発も終わった段階で検査を行い、検査済証を交付する。それから1年間、現地の状況を見るため、そのままにしておき、1年後に再検査し、悪い箇所があれば修繕していただき、最終的に修繕が終わった段階で市道認定にすることになるとの答弁がありました。 次に、議第87号 市道路線の認定については、短くて突き当たりのある道路は私的な道路であるという感じを持ったが、関係住民の利益を考えて認定するのかとの質問では、多治見市の市道路線の認定手続に関する要綱に基づいて指導し、基準に適合したということで寄附をしていただき認定するものとの答弁がありました。 次に、議第88号 市道路線の認定について、議案として認定に付された以上、現場で見ておく必要があり、それを見に行けなくなるとはどういうことか。今後はそうしたことも踏まえて認定に付してほしいとの質問では、認定前にそこに迷い込んだら困るということでバリケードなどはそのままにしておいた。今後、認定され次第、バリケードは撤去するとの答弁がありました。 次に、議第89号 市道路線の認定について及び議第90号 笠原町の町道路線認定の承諾については、質疑はありませんでした。 次に、議第91号 国土利用計画(第2次多治見市計画)を定めるについては、池田町の市街地周辺の丘陵地について、自然環境を生かした公園を確保することになっているが、決まっているのか。これからやろうとしているのかとの質問では、喜多土地区画整理事業の事業見直しに伴う喜多緑地を想定しており、9月7日の都市計画審議会において審議され、今年度中にも県の都市計画決定をもらう予定になっているとの答弁がありました。 次に、前文にあるように、必要に応じて見直すとしているが、中間年次の平成17年を待たずに、必要であったら見直すという見解でよいのかとの質問では、特にこの部分で意識しているのは、首都機能移転の候補地として決定された場合を想定しているが、どうしても見直さなければならない事態が生じたときは見直すこともやぶさかではないとの答弁がありました。 次に、どこの市町村でも人口増を願っているときであり、多治見市でも、市勢発展のために人口をふやすことを考えなければならない。また、北開発ゴルフ場ができ、市財政が厳しいとき、歳入が増えることは望ましいことである。なぜゴルフ場を抑制する必要があるのかとの質問では、人口については、5次総の中で増加するのは、現在開発されている団地のストックが幾つかあり、市街化区域内での開発を含めて11万 9,000人を想定している。ゴルフ場については、第1次計画においても抑制するという表現であり、環境基本計画の中でもゴルフ場を抑制していくという市の基本的な方針があり、整合性を図ったものであるとの答弁がありました。 以上で建設常任委員会の報告を終わります。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ただいまの報告について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、厚生常任委員長 山口満秋君。   〔厚生常任委員長 山口満秋君登壇〕(拍手)
    厚生常任委員長(山口満秋君) それでは、厚生常任委員会の審査報告をいたします。 去る9月10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました3議案を審査するため、9月14日に本委員会を開催いたしました。 審査の結果は、お手元の審査報告書のとおり、議第79号は起立多数により、また議第81号、議第83号は全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程で質疑がありました主な内容について報告をさせていただきます。 最初に、議第79号、保健福祉ネットワークシステムについてであります。ここで対象となるのは総合福祉センター、市民病院、保健センターなどであり、そこの情報を行政側としてもリンクできるし、市民個人としても呼び出せるというふうに理解していいかとの質問に対し、基本的にはそういうことである。市民の皆さんがアクセスできる情報については、行政が情報発信として提供する健康福祉に関する情報端末から、血圧測定など個人のデータベースとしてそれが蓄積されていくとか、行政が今まで台帳を管理している健康診査に関する基本データも入力するので、それを個人認証とあわせて、個人データはネットワークの端末から引き出していただくことができるようなイメージであるとの答弁がありました。 次に、これを個人認証するためにはICカードを用いるということだが、ICカードを持っていれば保健センターの情報とか自分の市民病院の病歴等もわかるようになるということかの質問に、基本的にはICカードは、また別のシステムで運用しようとしているものをこちらの方でも同じように使っていくとするものであるが、基本的にICカード自体に個人個々のデータをたくさん蓄積していくということではなく、個人のデータは、それを保護するためにも、中枢にあるコンピューターに一括管理する、そのICカードとパスワードを組み合わせた個人認証によって初めて画面に出すことができるように、このような考えでいるとの答弁でございました。 次に、例えば市民病院とか保健センターで必要ではないと意思の表示された方は、昔のカードでもずうっと使っていけるのかとの質問に、当面はそのように対応していくものだと理解している。 次に、福祉通報システムの整備事業費について、どのような基準でどのような人に認めているのかとの質問に、ひとり暮らしの高齢者とか重度の身体障害者の世帯で何かが起きたときに、消防署の方へ連絡をとりやすくするために、電話機のそばに呼び出しのボタンがあって、消防署に連絡をする。本人が応答できれば救急で病院に行っていただく。もし応答ができないときは、協力者に連絡して対応してもらう。ひとり暮らしで、家にほかにだれもいないような世帯で低所得の方であれば貸し与えております。本年3月までに 243台の利用をしていただいています。この補正で今年度31台ふやす予定である。 子育て支援ネットワークづくり事業81万 6,000円について、子育て支援ネットワークは、現在、共栄保育園に支援センターがあるが、どこで行うものかとの質問に、子育て支援センターや各保育園、児童館、また東濃児童センターなど、それぞれで子育て支援を行っているが、それを一つのネットワークにするためにセンターを福祉課に設置するということです。 次に、老人クラブ活動助成費について、養正第2区が7月から新しく組織されたということで補正を組まれているが、市内にはたくさんの組織があると思うが、これは一律の補助額かとの質問に、現在の補助は1年間丸々活動された場合、年額6万 300円であります。補助対象となる組織の条件はあるのかについて、原則として60歳以上で構成されており、50人以上であること、補助申請をしていただき、そのチェックに基づいて補助をしているとの答弁でございました。 次に、保健福祉ネットワークシステムについてだが、これは家庭からICカード化によって相談システムとかいろんなことに利用できるという理解でいいかとの質問に、これについては、通常、インターネットによる情報収集ができるということで考えている。ICカードを利用するには、ICカードの情報を読み書きする機械が必要なので、それを各家庭に置くことはなかなか困難である。この機械を配置するのは、公共施設拠点ということになるとの答弁でございました。 次に、在宅重度身体障害者の 116万 9,000円が増えているが、これは当初予算で事業拡大して増えたものであったと思うがとの質問に、この事業については、障害者の方で利用者が増えたことによるもので、成人の方の事業であるとの答弁でございました。 次に、保健福祉ネットワークシステムについてだが、基本的には三つの事業が中心になって1億 6,000万の事業費が計上されているとの説明でありましたが、その三つの予算の内訳をお聞きしたいとの申し出に、まず最初の内訳であるが、システムであるので、ここからここまでを分けるということができないので、システムのトータルの設計に 1,000万ほど、それから災害監視システムに 200万ほど、保健福祉システムに 2,000万ほど、福祉相談システムに 600万ほど、その他のソフト開発における費用との答弁でありました。 議第81号 平成13年度多治見市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)については、質疑はありませんでした。 議第83号 平成13年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、今回は精算ということで、県とか国に対する償還金と積立金の整理というふうに理解しているが、当初予算で介護保険サービスに使った部分がどの程度かの質問に、約82%の執行率であったとの答弁でございました。 次に、介護保険サービスを受ける方は市内に何人いるかとの質問に、12年度に認定申請を出されて、それなりの介護が必要だと認定された方は 1,856名であった。実際にサービスを受けられる方は、全体的な数値でいくと7割ぐらいの方が利用しているとの答弁でありました。 以上をもって厚生常任委員会審査報告とさせていただきます。よろしくどうぞお願いします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、市民病院運営特別委員長 二和田美枝子君。   〔市民病院運営特別委員長 二和田美枝子君登壇〕(拍手) ◆市民病院運営特別委員長(二和田美枝子君) おはようございます。 これより市民病院運営特別委員会の審査報告を行います。 去る10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました2議案を審査するため、17日に本委員会を開催しました。 審査の結果につきましては、お手元の審査報告のとおり、2議案とも原案どおり可決すべきものと決しました。 それでは、審査の過程におきまして質疑のありました主な内容について御報告申し上げます。 最初に、認第2号 平成12年度多治見市病院事業会計決算の認定については、患者数が減少しているにもかかわらず、収入については入院で増えたという説明であったが、なぜかとの質問に対し、入院患者1人1日当たりの負担金が 1,434円増加している。このため、患者数が減っても収益が増加したということである。また、外来の負担金については、11年度に比較すると減少しており、1人1日当たりの外来負担金が 6,399円から 6,165円に 234円減少している。外来については、診療報酬の改定があり、 200床以上の病院については外来の診療報酬が減ということになっており、それに伴ったものである旨の答弁がありました。 次に、内科と産婦人科が減少した理由についての質問に対し、内科の減少であるが、神経内科では 1,010人増えており、消化器科についても 801人増えている。内科全体ではあまり変化はないと言える。また、産婦人科については、市内で産婦人科の開業があり、そこの施設面や環境面がいいということで、一生に何度もない産婦人科を利用するには、そういう環境のいいところに行かれるということが大きな要因で減少していると考える旨の答弁がありました。 次に、今後、大部屋の人数が少なくなると患者数が限られてくる。一方では、新しい器械を導入しなければならない中で、経営の将来の予測はとの質問に対し、診療報酬については、国は総医療費を抑制したいという方針である。第5次の改正では、診療報酬についても抑えた改定になると思う。病院経営における収入はなかなか難しい状況が今後出てくるというふうに思っている。そのような中で、市民病院としては外来が中心になっているが、入院患者の増も経営安定の方針にしていきたいと思っている旨の答弁がありました。 次に、未収金については長期的なものと短期的なものがあるが、どのように回収の努力をしているかとの質問に対し、未収金に対してすべて照会を出し、所在不明や状況を確認している。その上で、どのような措置をとるか対策を考えていきたいと思っている旨の答弁がありました。 次に、最近、医療ミスで賠償金を払うというような事例があるが、医療業務の中で、病院全体でそういったミスの防止体制は現状どのようになっているのかとの質問に対し、現在、病院では医療事故防止対策委員会を設置し、副院長を窓口にして、ドクター、看護婦が入っている。看護婦についても、防止対策マニュアルをつくり、朝のミーティングなどで徹底を図り、どのような対策をするのかを考え実行している旨の答弁がありました。 次に、整形、小児科、眼科は黒字で、他の科については赤字であるということだが、これは県病院との関係が大きいのかとの質問に対し、今の整形外科、小児科、眼科というのは県病院と業務の分担がきっちりできて、患者の取り合いが少ないのではないかと思う。例えば外科で、乳がんの手術は市民病院で年間30人、県病院で20人である。同じ数ぐらいで競合するということになると、施設とか医師の紹介の関係とかが出てくると思う旨の答弁がありました。 次に、議第84号 平成13年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)については、病歴管理システムについてだが、これを導入することによって入院患者の方にはどんなサービスの向上になるのかとの質問に対し、患者に対する治療の指針、方針を提供する資料になる旨の答弁がありました。 次に、そのデータをドクターが見て適切な判断ができるということだと思うが、今までとの違いは何かとの質問に対し、日本の保険医療における病名の問題がある。医師の立場からすると真の病名が欲しいのだが、保険の適用を受けるため、保険病名をつけざるを得ない。今回のシステムに関しては真実の病名の統計ができる。これができると、自分のところの診療実績が医師にはっきりわかる。現在はどうやっているかというと、各科で医師が統計をつくって利用していた。これが、事務サイドでそういう統計が出ることになると医療の実績が出てくることになる旨の答弁がありました。 次に、この管理システムを導入している病院はどれぐらいあるのか、また将来的には病院や自治体ですべて導入していくだろうという認識でいるのかどうかの質問に対し、管理システムの導入件数については把握していないが、近隣では美濃加茂の木沢病院、笠松の松波病院で実施している。保険請求上、入院初日に 300点取れるという届け出を行っているところだけである。また、診療報酬の関係で、病歴管理について実施すれば、何点計上できるということで、医療制度の中からも、そういったシステムを導入していこうという流れである。今後は、そういった制度を導入する病院が多くなってくると認識している旨の答弁がありました。なお、討論はありませんでした。 以上で市民病院運営特別委員会の審査報告といたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ただいまの報告について質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 23番 二和田美枝子君。   〔23番 二和田美枝子君登壇〕(拍手) ◆23番(二和田美枝子君) 日本共産党を代表いたしまして、議第73号、多治見市オンブズパーソン条例の制定について及び議第75号、多治見市税条例の一部改正について、反対の討論を行います。 初めに、議第73号は、住民の利益擁護のために設置するという趣旨に、私は大いに賛同いたします。しかし、今回のように、少なくとも執行部提案が、付託された委員会の中で全員一致で否決されてしまうという結果を生んだ背景を考えますと、とても賛成するわけにはいかないとの判断をいたしました。 その理由の一つは、議会とのコンセンサスに問題があったのではないか。市が本気で立ち上げたい、立ち上げなくてはならないと考えているならば、議員にその思いは伝わったことでしょう。しかし、他自治体が立ち上げているから本市でも行う程度では困ります。なぜ多治見市にオンブズパーソンを置くのか、財政非常事態宣言で市民や職員が痛みを分かち合ってきた数年間、委託・民営化と進められています。その一方で、このような1ヵ月の報酬23万円の効果とはどのようなことなのかとの疑問をぬぐい去れない今回の御提案でした。 私は、確かに以前より福祉オンブズマンを要望してまいりました。市が直接福祉サービスをするという仕組みから民間業者に任せていくという新たな仕組みに変わってきた福祉現場には、せめてその程度の市民の側に立つチェック機能が存在するのが当然と思うからであります。市の御答弁では、もっと全体的なものを考えているというものでしたが、結局、多くを望めば具体性が欠け、市民から見れば、役所の中にまた偉い人が座る位置ができたという印象を与えるのであります。市議会や市が十分チェックできない仕組みが増えています。多種多様な委員会で大抵のことは決まってしまう。あるいは市が委託費を出すなど、負担はするけれど、その内容は議会での、審議会のものと複雑な行政の仕組みになってきています。これこそ、まず見直す必要があるのです。なぜならば、このままでは議会の形骸化さえ招きかねないと思えるからです。今回の御提案については不十分さが否めず、十分な準備検討をされて、オンブズパーソン制度を見直すべきと提案し、本案に反対をするものでございます。 次に、議第75号は国の法改正に伴うものです。これは、個人投資家が長期保有株式の譲渡益を得て申告分離課税を選択した場合、 100万円未満の場合は地方税を控除するというものです。個人投資家の市場参加を促進するため、ごく一部の高額所得者に税制上の優遇措置を講じるものであります。国では、これを緊急経済対策関連として、6月20日に私どもの日本共産党ほか民主、自由、社民の反対にもかかわらず、自民、公明、保守の与党3党で可決成立させたものであります。これと同様に、緊急経済関連として租税特別措置法改正を行い、所得税を控除するということを同時に可決成立させています。他の所得控除から見て、破格の優遇措置を高額所得者の不労所得に講じることは、税の公平性を著しく損なうものです。 また、減税によって個人投資家の市場参加を促進しようということも問題です。それぞれの地方自治体への影響額は少ないにしても、長引く景気低迷と公共事業の負債を抱え苦しい台所にあり、わずかの歳出も縮減努力している自治体の苦労への理解も感じられないものとなっております。しかも、国民に対しては、低所得者である高齢者からも、介護保険料、利用料など情け容赦なく徴収するように、弱者へは厳しく、今回のような一部の金持ちへは優遇しようという都合のよい国の政治姿勢をうかがわせるものであります。そして、そうした理由から、到底賛同することはできません。 以上2議案に対する私の反対討論といたします。議員の皆様の御賛同をお願いし、終わります。(拍手) ○議長(若尾靖男君) 次に、28番 三宅 昇君。   〔28番 三宅 昇君登壇〕(拍手) ◆28番(三宅昇君) 私は、議第73号 多治見市オンブズパーソン条例を制定するについて、反対の討論を行います。 地方自治法が本来の自治であるためには、国から独立の地方公共団体が設けられるという点での団体自治と、その事務の処理は住民の意思に基づくという意味における住民自治との二つの要素が兼ね合わされることが必要であると言われております。とりわけ、住民自治が地方自治の本質的要素であるとも言われております。憲法第92条において、地方自治の基本原則として、地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて法律でこれを定めると規定されておりまして、その地方自治の本旨に基づくということは何であるかが問われるところであります。 私は、地方自治の本旨たるべきこととは、住民自治の原理をすべからく実践に移していくことだと思います。すなわち、住民直接、または住民の代表者による機関の構成であります。言いかえるなら、市であり、議会の構成であります。そして、住民直接、または間接的な地方公共団体等の意思の決定ではないでしょうか。言いかえるなら、住民が主役となって市や議会の意思を決定していくということではないでしょうか。いわば、市も議会も住民から託されてそれぞれの任務を果たしていくということであります。要するに、その地方の公共事務は、何よりもその地方の住民の意思に基づいて行っていくことだということであります。 このような原理から見るならば、オンブズパーソンを置かなければならないということ自体、主客転倒していることだと思わなくてはならないのではないでしょうか。なぜなら、住民が主人であることを認識するならば、住民から託されて住民のための職務を遂行している公務員、いわゆる職員は、当条例案第3条に規定するオンブズパーソンの職務、これすなわち職員の方々が果たすべき当然の職務であるからであります。これを職員以外の第三者にこの職務を託すことは、まさに職務の放棄であり、怠慢であると言わざるを得ません。鳥なき里のコウモリになってはなりません。職員の方々の意識変革こそがまさに求められているのではないでしょうか。 まして、多治見市には、劣後に落ちない先験的なすばらしい制度があるではありませんか。住民の不利益を擁護するための条例、すなわち行政手続条例しかり、情報公開条例しかり、そして市民相談業務、また完全ではないかもしれませんが、着々と実を上げてきております監査業務など、これらの制度等の機能を十二分に発揮されますことが先決であります。十万市民の権利、利益の擁護を図り、市民生活に立脚した市民本位の信頼される市政を実現していくこととの今回の条例案の目的には少しも異議はございませんが、私は、それを今、市行政に現存する諸制度等を大いに生かすべき職員の方々の意識変革とその意欲をもってすれば、万端可能であると申し上げたいのであります。オンブズパーソンを置く制度の創設は全く不要でありまして、むしろ屋上に屋を架すこととなるのではないかと判断いたします。市財政窮乏の折です。むだは許されません。市長を先頭として、幹部職員の皆さんの賢明なリードによりまして、住民の信頼をかち取る努力こそ大切ではないでしょうか。 以上、当条例案に反対の意見といたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) 次に、14番 中山勝子君。   〔14番 中山勝子君登壇〕(拍手) ◆14番(中山勝子君) 私は、議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)に対しまして賛成の討論をさせていただきます。 ヒューマニズムの政治を掲げます私たち公明党は、人間が主役の社会の実現を目指しております。政治や経済、さまざまな制度は、すべて人間が人間らしく平和に生きるための手段であると考えており、行政は市民へのよりよきサービスを供給すべく取り組み、努力していくべきものと認識いたしております。 今回の一般会計補正予算は、日ごろの市民の皆様の御意見、御提案に誠実に対処している姿勢も見られ、評価いたします。 まず保健福祉ネットワークシステム整備事業ですが、平成11年に導入したICカードは、住民票や印鑑登録証の発行、施設の予約などが可能でした。今回、国の補助金を活用し、保健・医療・福祉の分野にも広げ、情報を一元化して、以後の健康管理、指導に役立てるというもの、市民病院の診察券、図書館の利用者カードの役目も果たすというすぐれもの。「もう何枚ものカードを持ち歩く煩わしさから解放されるわね」「将来的に血圧や脈拍数などの健康診断のデータが入るようになれば、健康管理が行き届き、安心だね」などと、市民の皆様からは歓迎の御意見を多く耳にいたしております。平成15年には東日本、西日本でネットワーク化を図り、日本全体が住民基本台帳を実施、いわゆる住民台帳カードを発行するとのこと、そのとき移行できるICカードであり、市民サービスに大いに寄与するものと考えます。 次に、教育費といたしまして、全小学校、中学校におりべCATVに接続のための回線引き込みの工事費が計上されております。かねてPTAの方々から、また教育現場の方々からも、学校におけるテレビを通しての学習も大いに必要であり、一日も早く整備を実施していただきたいとのお声が上がっておりました。こたえる形での今回の予算措置、教育の現場で大いに役立つものと確信いたします。 同じく教育費で、過日、大阪の池田小学校に暴漢が押し入り、何人もの小学生と教師の方々が死傷した事件を教訓に、学校における子供たちの安全をより確実にするための小学校の学校安全サポーター設置事業、中学校の地域学校サポートチーム事業、県の事業を取り込み、いち早く補正予算に計上していただきました。このモデル事業が今後の多治見市の小学校、中学校、各地域における子供たちのさらなる安全に役立ちいくことを願うものでございます。 次に、道路改良事業におきましては、傷みの激しい市道の修繕工事費も予算措置されております。我が多治見市は、国道、県道から少し横道に入りますと、幅の狭い上り、下りの坂道が多くあります。傷みの激しい場所もそこかしこにあり、市民の皆様から道路の修繕、危険箇所の改修をしていただきたいとのお声は珍しくありません。快適で安心な市民の生活環境整備のためにも、適切な予算措置であります。 次に、平和町六丁目地内に建設予定の授産施設への貸し付けのため、用地を土地開発公社から購入の予算措置がされております。障害をお持ちの方々からは、授産施設が足りない、また遠過ぎる、多治見市内に施設が欲しいとの切なる願いの声は、私もたびたび耳にしているところでございます。平和町地内に建設予定と聞き、その完成を一日も早くと待ち望んでいる市民の方々も少なくないのです。 ただいま何点か述べさせていただきましたように、今回の一般会計補正予算の中で、市民生活の利便性に向け、限られた予算の中で誠実に向かい合っていると評価させていただきます。今後ますます市民サービスに徹した市行政であることを願いつつ、議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)への賛成討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) 次に、12番 井上あけみ君。   〔12番 井上あけみ君登壇〕(拍手) ◆12番(井上あけみ君) 市民ネットワークとしまして、議第73号 多治見市オンブズパーソン条例を制定するについてと議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)について、賛成の討論を行います。 最初に、オンブズパーソン条例についてでありますが、総務委員会の議論を伺いますと、執行部と委員の皆さんの議論が全くかみ合っていないという印象を受けました。オンブズパーソンが市民と行政の間で、また議会との関係でどのような役割を果たすのかが明確にならなかったのは残念なことで、この責任の一端は執行部側にもあると考えます。つまりこの制度が実施されている自治体がまだ少数で理解されにくいこと、議員活動の一つである苦情処理を実施するため、議員の仕事の領域を侵すのではないかと思われやすいことを踏まえたなら、聞かれたら答えるというような通り一遍の説明ではなく、より丁寧な対応が必要ではなかったでしょうか。本来なら、議案として上げる前に、全員協議会のような場できちんとした説明があるべきでした。総務委員会では否決されてしまいましたが、私自身は、この制度を、市民の立場に立てば、歓迎すべきものとして受けとめています。10万 6,000人の多治見市民を、公務員ももちろんですが、議会改革委員会では、これから定数を減らす方向で検討するという28人の議員がすべての市民の苦情を受けとめることはできません。個々の議員とつながりのない市民の方の方が一般的であり、また個人的に問題を解決したい市民も多いのではないかと考えるとき、オンブズパーソン制度は必要で、その道を閉ざしてしまってはなりません。 また、この制度は、行政改革という視点からも有意義な制度ではないでしょうか。委員会の議論では、職員の意識改革をなおざりにした他力本願的な制度だと誤解されたようですが、行政職員とは異なる視点と、一定の専門性と権限を持つオンブズパーソンの存在は、縦割りで、問題解決に消極的な職員の意識改革を促します。実行できない理由をまず考える発想から、道理があるのなら、どうしたら実現できるかを考える思考の転換を迫ることになるでしょう。また、苦情を訴えてくる市民側の問題点も率直に指摘しやすいだろうと考えます。さらに、利害がなく中立な立場に立つがゆえに、オンブズパーソンは、首長や議員など政治家がかかわらない方がよい問題---この場では具体的には申し上げませんが---についての解決を図るには有効な制度と言えるのではないでしょうか。諸外国の例では、オンブズパーソンが行政側でなく、議会の側の機関として設置される形態もあると聞いています。日本では制度上難しいことがあり、議会は任命・罷免の同意という形でかかわるわけですが、苦情処理の一部をオンブズパーソンに担っていただき、議会の本来の仕事である政策立案、立法、行政チェックに力を入れることができるなら、議員としてもそれは歓迎すべきことと考えます。皆様の御賛同をお願いし、私のオンブズパーソン条例についての賛成討論といたします。 続いて、多治見市一般会計補正予算(第4号)についてです。今回の予算は、小泉校区の大方の皆さんが望んでいる公園用地取得のための債務負担行為なども含まれ、私としても賛成をいたしますが、疑問が残るもの、非常に問題のある予算も含まれております。 疑問が残るものとしては、保健福祉ネットワークシステムの整備事業に財政調整基金も取り崩し 8,000万円の市費を投入していることです。国から同額の補助金がつくとはいえ、他の事業より優先して今行うことが本当に必要なのでしょうか。また、並行して、NEDOが 100%、4億円の投資をし、多治見市をフィールドとして3万枚のICカードを発行し、ITネットワークシステムを構築するとのことです。16年度から住民基本台帳のICカード化に対応するというこの事業の推移については、個人情報の保護という視点からも注意深く見守っていかねばならないと考えます。 さらに私が大きな問題と考えますのは、核融合科学研究所の重水素実験についてのフォーラムの実施です。金額こそ少ないものですが、先日の中道議員の一般質問に対する答弁によって、市長の考え、行おうとしていることが明らかになりました。市長は、環境審議会の正式な提言が出る前に、既に提言の内容を無視することを決めており、協定書案について住民参加で協議することを拒否しています。協定を締結してから、必要なら、それから市民参加で重水素実験について議論を深めればいいとしています。そして、その批判をかわすために、形ばかりのフォーラムを実施しようとしているのではないかと私は考えました。市が条例で定めた環境審議会の提言である三者協議などしない、最初に協定書の調印ありきの姿勢は、市民派、環境派、地方分権を唱える顔とは全く別のものであり、環境の保全を願う市民が信頼して送り出した人の姿とは違ってきています。市長は、D-T反応とD-D反応ではレベルが違うと言われますが、もちろん周辺にすさまじい放射化をもたらすD-T実験などできるはずもないし、D-D実験、重水素実験であっても、大規模住宅、小学校の建設予定地のすぐそばで行うような実験ではないはずです。県や他の市町との間に立って難しい立場にあることは理解できるにしても、独自性を失っては意味がありません。協定書の締結で、D-D実験についてのレールが敷かれてしまいます。協定の調印の前座に使われるようなフォーラムの実施は許されないし、そのようなものとして強行するならば、自ら環境基本条例の精神を否定することになることを自覚されるよう要望し、私の補正予算への賛成討論といたします。(拍手) ○議長(若尾靖男君) 次に、1番 石田浩司君。   〔1番 石田浩司君登壇〕(拍手) ◆1番(石田浩司君) おはようございます。民主党市民フォーラムを代表して、議第73号、オンブズパーソン条例、議第79号、多治見市一般会計補正予算について、反対の討論をいたします。 オンブズパーソン条例について、制度自体は否定するものではありませんが、市民参加を標榜する西寺市長にとって、だれが必要としているのか見えてきません。アンケートの調査では6割の方が賛成したということでありますが、そのアンケートの中には、市民感覚のオンブズパーソンを導入してほしいとの意見もありました。先進自治体の政策を手本にしていくことは必要でありますが、すべてが多治見市に当てはまることではないはずです。そこまで行く経過は各自治体で違いがあり、市民や職員、議員とも十分な検討がされてきております。多治見市においても本当に必要となり、市民からの運動が起こってからでも遅くはないはずです。今、行政側がシステムをつくることが必要なのか疑問であり、反対をさせていただきます。 次に、補正予算について、特に保健福祉ネットワークシステムの予算に反対をいたします。 多治見市の情報先進都市テレトピア計画がどのように市民に活用されていくのか、テレトピア計画の中の保健福祉ネットワークシステムはどのように位置づけられているのかわかりません。情報化によりさまざまなシステムが導入されていきますが、市民にとって使いやすく、わかりやすくなるようになるのが重要なことでございます。マルチメディアパイロットタウン事業やIT装備都市事業など、補助金でハード面は整備し、実験の進捗状況も、今議会では執行部から報告がありましたが、それを市民生活にどう反映させ活用していくのか見えてきません。実験の反省が次に生かされていないのであります。実験事業を行ったことや、これから行っていく実験事業が声高に語られております。実験の結果がどのようだったのか、現実の市政にどう反映されていくのか全く不透明であり、1枚のICカードが何でも使えることがそれほど市民にとって必要なことかどうか、補正予算1億 6,000万が市民にとって必要な理由と、今後のそのシステムにどれだけの予算を使わなければならないのか不明であります。市民の望んでいる情報化は、市役所の問い合わせに対してたらい回しにならないようにするとか、待ち時間を少なくしてほしいなど、縦割り行政の弊害を克服する情報化を望んでおります。 また、岐阜県シンポジウムに使われる予算についても、この時期になって何を求めてシンポジウムを開かなければならないのか理解ができません。今議会でオンブズパーソン条例が総務委員会で否決されたことは、行政全体に忠告をされていると受けとめております。執行部の提案方法に問題があった。何か急いでいる感じが受け取られる執行部体制ですが、そのようなことがないようにし、慎重に議論し、結果を出していくことが重要でございます。 以上、民主党市民フォーラムを代表して、反対の討論とさせていただきます。(拍手) ○議長(若尾靖男君) ほかに討論はありませんか。 これをもって討論を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) それでは、これより採決を行います。 最初に、議第73号 多治見市オンブズパーソン条例を制定するについては、起立により採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(若尾靖男君) 起立少数であります。よって、本案は否決することに決しました。 傍聴席の皆さんに申し上げます。 議場内でのルールはしっかり守っていただくようにお願いいたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第74号 多治見市議会議員及び多治見市長の選挙における自動車の使用及びポスターの作成の公営に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第75号 多治見市税条例の一部を改正するについては、起立により採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(若尾靖男君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第76号 多治見市陶磁器意匠研究所設置及び管理に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第77号 多治見市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第78号 多治見市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正するについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第1号 平成12年度多治見市水道事業会計決算の認定については、原案どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり認定することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、認第2号 平成12年度多治見市病院事業会計決算の認定については、原案どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり認定することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第79号 平成13年度多治見市一般会計補正予算(第4号)は、起立により採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(若尾靖男君) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第80号 平成13年度多治見市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第81号 平成13年度多治見市老人保健事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第82号 平成13年度多治見駅北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第83号 平成13年度多治見市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第84号 平成13年度多治見市病院事業会計補正予算(第1号)は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第85号 市道路線の廃止については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第86号 市道路線の認定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第87号 市道路線の認定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第88号 市道路線の認定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第89号 市道路線の認定については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第90号 笠原町の町道路線認定の承諾については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第91号 国土利用計画(第2次多治見市計画)を定めるについては、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- △第23 議第92号及び第24 議第93号 ○議長(若尾靖男君) この際、日程第23、議第92号及び日程第24、議第93号を一括議題といたします。           --------------------                 〔議案掲載省略〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 提出議案に対する市長の説明を求めます。 市長 西寺雅也君。   〔市長 西寺雅也君登壇〕 ◎市長(西寺雅也君) 議第92号 多治見市公平委員会委員の選任についてお願いするものでございますけれども、本市公平委員でございます若尾壽美男さんの任期が平成13年9月27日に満了いたしますので、後任として、多治見市滝呂町8丁目 166番地、加藤美子さんを新たに選任したいというふうに考えておりまして、議会の同意を求めるものでございます。 次に、議第93号 多治見市教育委員会委員の任命につきましては、本市教育委員会委員長谷川泰生さんの任期が平成13年9月30日に満了いたします。後任といたしまして、岡田幸三さんを新たに任命したいというふうに考えておりますので、議会の同意を求めるものでございます。 人事案件でございますけれども、2件、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより質疑を行います。 最初に議第92号 多治見市公平委員会委員の選任について質疑はありませんか。 8番 岡田智彦君。 ◆8番(岡田智彦君) 今回の選任案、加藤美子さんの経歴について、簡単に教えていただければありがたいと思います。 ○議長(若尾靖男君) 総務部長 酒井孝志君。 ◎総務部長(酒井孝志君) 現在は会社の役員をなさってみえまして、公職暦といたしましては、家庭裁判所の調停委員をお務めになっておみえになります。以上でございます。 ○議長(若尾靖男君) ほかにありませんか。   〔発言する者なし〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第93号 多治見市教育委員会委員の任命について、質疑ありませんか。 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) 2点伺います。 一つは、私は、従来から教育委員はなるべく学校教育の現場に携わってこられた方がよいのではないかと、このように申し上げてまいりました。特に、いずれ教育委員会におかれまして教育長に任命されると見られる方の教育委員の選任には、その思いが私にはあります。現教育長のときもそうでありましたが、今回、また教育畑ではない岡田幸三氏を任命されようとしておられますが、市長にはそれだけの信念、教育にかける思いがおありかと存じます。そのことにつきまして、差し支えがございませんでしたならお聞かせください。 二つ目の質疑ですが、これは関連でお伺いさせていただきますが、岐阜県には5ヵ所の地域振興局がございますが、その一つが多治見市にございます東濃地域振興局であります。この多治見市の東濃地域振興局を除きまして、他の4ヵ所の地域振興局にはそれぞれ教育事務所が設置されておると伺っておりますが、この東濃地区には恵那に設置されているままです。やはり東濃地域の中心都市でありますこの多治見市に教育事務所を移設していただくと。このための運動を市長さんはお考えになっておられませんか、伺っておきます。以上です。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) まず教育の現場の方を教育委員にした方がいいのではないかという御提案につきましては、以前から三宅議員の御主張としてよく私も承知いたしておりますけれども、以前から、私の考え方といたしましては、特に今日は学校の改革といいますか、教育の改革ということが叫ばれており、一層その感を強くしているわけでございますけれども、やはり学校が今日市民に対して、あるいは地域に対して開かれた施設でなければならないと思いますし、また学校教育そのものが社会とのかかわりなくては成り立たないということで、総合学習等もつくられていくわけでございますけれども、そうした中で、今日まで、我々市長部局に立っている者が市民の側に立って、やはり学校を見ていくということが今非常に必要ではないか。そういうふうな視点から、教育の現場にいた方ではない方を教育委員会の委員として任命させていただきたいというふうに考えているわけでございます。 それから、2番目の教育事務所でございますけれども、これについては、多治見の総合庁舎、あるいは振興局と同じ場所にということが運動として起きつつあるということは認識いたしておりまして、そういうことで、私も及ばずながら努力していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) 28番 三宅 昇君。 ◆28番(三宅昇君) もう一つだけすみませんが、市長さんの所見をちょっとだけお尋ねしますが、教育は子供の幸せのためにあるということを言ってみえます識者がおられますが、このような思いでよろしいでしょうか。市長さんの所見を伺っておきます。以上。 ○議長(若尾靖男君) 市長 西寺雅也君。 ◎市長(西寺雅也君) もちろんそれは当然のことでございますし、子供たちが育っていく中で、自立して、自己実現に向かってどういうふうに努力できるのか、あるいはそういう環境を私たちがどういうふうに整えることができるかということが教育の問題であろうというふうに思っておりまして、そのために少しでも私どもが努力をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(若尾靖男君) ほかにありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議第92号及び議第93号は、会議規則第36条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、議第92号及び議第93号は、委員会付託を省略することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより討論を行います。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) これをもって討論を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) それでは、これより採決を行います。 最初に、議第92号 多治見市公平委員会委員の選任については、原案どおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり同意することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 次に、議第93号 多治見市教育委員会委員の任命については、原案どおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり同意することに決しました。           --------------------               〔議案配付〕 ○議長(若尾靖男君) お諮りいたします。ただいまお手元に配付いたしましたとおり、発議第10号 多治見市教育長 長谷川泰生君に対する感謝決議についてを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、発議第10号を日程に追加し、議題とすることに決しました。           -------------------- △第1 発議第10号 ○議長(若尾靖男君) この際、日程第1、発議第10号 多治見市教育長 長谷川泰生君に対する感謝決議についてを議題といたします。           --------------------             〔議案掲載省略〕           -------------------- ○議長(若尾靖男君) 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 21番 東山順次君。   〔21番 東山順次君登壇〕(拍手) ◆21番(東山順次君) それでは、発議第10号 多治見市教育長 長谷川泰生氏に対する感謝決議について、提案説明を申し上げます。 教育長 長谷川泰生氏は、昭和33年4月に職員として就職をされ、土地利用対策室長、下水道部長、市長公室長、企画部長、教育参与を経て、平成8年に教育長に就任。1期4年と1年半の間、その職を務められました。本市の市政に多大な貢献を残され、卓越した手腕と豊富な見識をもって業務に邁進し、すぐれた指導力を発揮、市政の発展のため尽くされた功績は極めて顕著であります。このたび氏がこの職を辞させるに当たり、本市議会の決議により、感謝の意を表したいと思います。どうか皆様方の御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、提案説明とさせていただきます。お願いいたします。(拍手)           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより質疑を行います。 本案について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) これをもって質疑を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第10号 多治見市教育長 長谷川泰生君に対する感謝決議については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、発議第10号は、委員会の付託を省略することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより討論を行います。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) これをもって討論を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) それでは、これより採決を行います。 本案は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。 ここで、教育長 長谷川泰生君から発言を求められておりますので、特に発言を許可いたします。 教育長 長谷川泰生君。(拍手)   〔教育長 長谷川泰生君感謝決議に対するあいさつ〕(拍手)           -------------------- △第25 発議第9号 ○議長(若尾靖男君) この際、日程第25、発議第9号 ジェイアール東海バスの一般路線の存続を求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 21番 東山順次君。   〔21番 東山順次君登壇〕(拍手)
    ◆21番(東山順次君) ジェイアール東海バスの一般路線の存続を求める意見書。 市場原理の導入により、不採算路線から民営バスの撤退が予想される。 日本国有鉄道改革法により1987年に東海旅客鉄道株式会社に継承され、1988年に子会社化、ジェイアール東海バス株式会社として1932年に旧鉄道省として運行以来、地域住民の重要な交通機関として70年の歴史を見つめ、今日まで走り続けてまいりましたが、今回提案された一般路線廃止は、このバス路線に依存せざるをえない地域住民にとって極めて大きな問題であり、今後の高齢化の進行に伴う交通弱者の増加と環境問題、交通体系の問題等々からも今後に与える影響は大きなものであります。 よって国におかれましては、一般乗合路線の廃止がもたらす影響の大きさと地域住民の生活を守る立場から、ジェイアール東海バスの一般路線が維持、存続されるよう、特段の処置を講じていただくことを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成13年9月26日、多治見市議会。内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、国土交通大臣あてであります。よろしくお願いいたします。(拍手)           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより質疑を行います。 本案について、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) これをもって質疑を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第9号 ジェイアール東海バスの一般路線の存続を求める意見書の提出については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、発議第9号は、委員会の付託を省略することに決しました。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) これより討論を行います。 討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) これをもって討論を終結いたします。           -------------------- ○議長(若尾靖男君) それでは、これより採決を行います。 本案は、原案どおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。           -------------------- △第26 閉会中の継続調査の申し出について ○議長(若尾靖男君) 日程第26、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 お手元に配付いたしましたとおり、総務常任委員長経済教育常任委員長建設常任委員長厚生常任委員長から、会議規則第 103条の規定により、各所管事項について、閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査にすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(若尾靖男君) 御異議なしと認めます。よって、委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付すことに決しました。           -------------------- △閉会 ○議長(若尾靖男君) 以上をもって、本定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。 本日の会議はこれをもって閉じ、平成13年第5回多治見市議会定例会を閉会いたします。   午前11時55分閉会           -------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。  平成13年9月26日               多治見市議会議長   若尾靖男               多治見市議会議員   各務幸次               多治見市議会議員   斉藤 潔...